【営農型太陽光】豊田合成、アグリツリーへ出資 東海で展開拡大へ

営農型太陽光発電を手掛けるアグリツリーは2025年4月24日、豊田合成を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表しました。出資額は非公表です。アグリツリーは今回の資本参加を受け、東海地区を中心に農業・地域社会の活性化と製造業の脱炭素化に資するソーラーシェアリングの展開を広げます。

アグリツリーが展開するソーラーシェアリング
アグリツリーが展開するソーラーシェアリング

電力・環境価値と農作物を需要家へ

アグリツリーは2018年の創業以来、営農型太陽光の導入コンサルティング、設計、資材開発・調達、施工、維持管理と農業を一体で展開しています。今後は発電した電力や環境価値に加え、設備下で生産した農作物の活用や農作業への参加も需要家に提案します。電力販売だけでなく、食・エネルギー・資金の地域内循環をつくり、地域との関係人口を増やす事業モデルを目指します。2024年12月にはトヨタ紡織からも出資を受けています。豊田合成との連携では、地域農業への参画を製造業の脱炭素活動に組み込めるかが事業拡大のポイントです。

国内展開と海外実証を同時に推進

同社は国内で5,000件を超える営農型太陽光の事例が生まれる一方、農業活動が不十分な案件もあると指摘し、農業経営と地域脱炭素に貢献する適正な事業を広げる方針です。また2025年にはベトナム北部・中部・南部に計8基の実証設備を設置し、複数大学と農水産物への影響を検証します。国内の製造業需要家との連携強化と、気候変動適応にもつながる海外モデルの構築を並行して進めます。出資を起点に、豊田合成が必要とする再エネ電力・環境価値の具体的な調達方法を今後検討します。

出典

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