太陽ホールディングス子会社の太陽グリーンエナジーは、兵庫県内の農業用ため池2カ所で水上太陽光発電所を開所した。加古川市の二号池は1,674.3kW、稲美町の長法池は840.7kWで、合計2,515kW。いずれも2025年2月28日に開所し、4月1日からグループ初のオフサイトコーポレートPPAによる供給を始めた。
年間約2.984GWhを発電
二号池の想定年間発電量は約197.5万kWh、長法池は約100.9万kWhで、合計約298.4万kWhとなる。太陽グリーンエナジーと子会社が運営する水上太陽光は18基に増え、全設備の年間想定発電量は約30.3GWh、一般家庭約1万100世帯分に達した。2案件は経済産業省の需要家主導型太陽光発電導入支援事業による補助を一部活用した。
大阪の医薬品工場へ追加性ある電力
発電電力は、大阪ガスとDaigasエナジーを通じ、太陽ファルマテックの本社・高槻工場へ供給する。新設電源に基づく追加性のある再エネ調達で、年間約1,300トンのCO2削減を見込む。水上設備はため池を発電用途と両立でき、冷却効果によりパネル温度上昇を抑えやすい。発電所保有、グループ需要、電力小売を組み合わせた自社グループ向けオフサイトPPAのモデルとなる。
二つの発電所は太陽グリーンエナジーが100%出資して設立したTGE水上ソーラー1号を通じて保有する。需要家の太陽ファルマテックも同じ太陽ホールディングス傘下だが、送配電網を介して離れた工場へ供給するため、契約形態はオンサイトではなくオフサイトPPAとなる。発電地点と需要地点、発電会社と小売・仲介会社の役割を分けつつ、グループ内の再エネ電源を自社の医薬品事業で活用する構成だ。