EDP Renewables APAC(EDPR APAC)は、ENGIE Global Energy Management & Salesの日本拠点ENGIE Energy Marketing Japanと、福島県で開発する太陽光発電所のバランシングサービス契約を締結した。対象設備は44MWp・35MWac。変動する太陽光出力を管理し、発電計画と実績の差に伴うリスクを抑える。

35MWの出力変動とインバランスを管理
両社は2024年に、日本市場での再エネ関連サービスを検討する覚書を締結していた。今回の契約はその協業を具体化するもので、ENGIEのエネルギー取引・リスク管理機能を活用し、福島太陽光の需給調整を支える。発電量が天候で変動する大規模太陽光では、計画値同時同量への対応や市場リスク管理が事業収益の安定に直結するため、発電所の運用段階を見据えた契約となる。
Amazon向け20年PPAと連動
同発電所には約6万3,000枚のパネルを設置し、年間48GWh超を発電する計画。EDPはAmazonと20年間のPPAを締結しており、2025年第3四半期の運転開始を予定する。年間2万500トン超のCO2排出回避を見込む。長期PPAによる需要家の確保と、専門事業者によるバランシングを組み合わせ、大規模非FIT太陽光の開発・販売・需給管理を一体化する。
バランシング契約そのものの期間や報酬、インバランス負担の分担は公表していない。一方、発電所の出力規模と長期PPAの条件が明示されているため、ENGIEの役割は電力の最終需要家になることではなく、発電側の運用とリスク管理を支えることにある。EDPR APACは、この協業を日本で再エネ事業を拡大するための運営基盤と位置付けている。