【ソーラーカーポート・水上太陽光】中部電力グループと藤田学園、2027年に約4MWへ拡大

学校法人藤田学園と中部電力ミライズは、愛知県豊明市の藤田学園豊明校地で、カーポート一体型太陽光発電設備の運転を2025年4月15日に開始した。初期設備はパネル出力517kW、駐車台数126台分。藤田医科大学と藤田医科大学病院で使うCO2フリー電力を供給するとともに、病院の非常用発電機と連系し、停電時の医療継続にも活用する。

カーポート一体型太陽光発電設備
カーポート一体型太陽光発電設備

カーポート1.764MWと水上2.312MWを整備

カーポート設備は別区画にも段階的に増設し、2026年10月に1,378kW、2027年以降に1,764kW相当へ拡大する。隣接する豊明市所有の農業用ため池「濁池」では、中部電力が設置・保有・保守する約2,312kWの水上太陽光を2025年6月に運転開始する計画だ。両設備を合計すると約4.076MWとなり、2027年には校地の年間電力使用量の約12%に当たる約520万kWhを太陽光由来へ切り替える。

災害拠点病院のレジリエンスを強化

太陽光設備と非常用発電機を併用し、一定の晴天や電力使用制限を前提に、2026年10月時点で7日間以上の医療救護活動を可能にする見込み。中部電力ミライズによると、災害拠点病院でこの連系システムを構築するのは全国初という。年間CO2削減量は約2,187トンを見込む。平時の脱炭素と災害時の電源確保を同じ設備群で実現する、医療施設向け分散型エネルギーの実装例となる。

設備の役割分担では、カーポート型を中部電力ミライズ、水上型を中部電力が設置・保有・保守する。水上パネルは生物への影響を考慮して配置する計画で、豊明市を含む協定に基づき、病院、大学、自治体、電力会社が平時と非常時の双方を見据えて整備を進める。初期517kWの運転開始は、2027年まで続く段階導入の第一段階に位置付けられる。

中部電力ミライズの発表

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