NTTスマイルエナジーは、太陽光発電設備の遠隔監視サービス「エコめがね」の累積導入容量が3GW、導入件数が10万件を突破したと発表しました。発電量や機器の状態を通信回線経由で収集し、異常の早期発見や長期安定稼働を支援するサービスで、住宅用から低圧・高圧の事業用設備まで全国で利用されています。
監視から出力制御・自家消費管理へ
エコめがねは2011年のサービス開始後、発電状況の見える化に加え、設備の見守り、パワーコンディショナの出力制御、自家消費量の計測などへ機能を広げてきました。2015年以降は九州などで必要となった出力制御に対応し、2020年代には自家消費型太陽光や蓄電池を含む設備管理にも対象を拡大しています。小規模設備を中心に約10万件を接続したことが、3GWという規模につながりました。
分散電源10万件のデータ基盤
多数の設備をクラウド上で監視する基盤は、故障検知だけでなく、地域ごとの発電予測や設備劣化の分析にも活用できます。さらに、制御可能な太陽光や蓄電池を束ねれば、出力制御への対応、需要家の電力最適化、アグリゲーションサービスへの展開余地があります。NTTスマイルエナジーは、通信とエネルギー管理を組み合わせ、分散する再エネ設備を長く安定運用するサービス事業を強化します。
遠隔監視が普及すると、現地巡回を一律に行うのではなく、異常兆候のある設備へ保守人員を優先配分できます。小規模太陽光が全国に分散する日本では、通信障害や旧型機器の更新も含めた継続的なデータ基盤の維持がサービス価値を左右します。