三菱マテリアルは、再生可能エネルギー事業を長期成長分野に位置づけ、地熱発電の拡大と陸上風力への新規参入を進めます。持分ベースの再エネ発電量を2025年度453GWh、2030年度575GWh、2050年度1,580GWhへ引き上げる目標です。
風力を新たな成長電源に
2024年12月12日のIR Day資料では、将来の発電コスト低下を見込み、風力発電へ新規参入する方針を示しました。全国に保有する約1万3,000haの社有林などから候補地を選び、北海道今金町ではレノバと風況観測を継続しています。2030年度までに社有地を活用した陸上風力事業を立ち上げ、経済性を確認したうえで事業化を判断します。
地熱を軸に2050年へ拡大
地熱では3年に1カ所のペースで新規開発を進め、既存地域外や海外での調査も拡大します。2030年度の再エネ事業EBITDA目標は81億円で、風力や系統用蓄電池など周辺領域への展開も掲げました。2050年度には自社消費電力に匹敵する発電量を目指し、地熱を基盤に風力を組み合わせる構成です。今後は今金町の調査結果と、投資判断後の具体的な設備規模・稼働時期が焦点となります。