日本郵船、千葉県に船舶用バイオ燃料の自社試験施設を建設へ

日本郵船は、船舶用バイオ燃料の安全性を評価する自社の試験用エンジン設備を千葉県内に設置すると、2024年1月30日に発表しました。1月29日に建設予定地で地鎮祭を開き、同年6月にテスト・エンジンの設置を完了した後、3年間にわたり多様なバイオ燃料の燃焼試験と分析を行う計画です。

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タグボート「魁」の発電機関を再利用

試験設備には、LNG燃料タグボートからアンモニア燃料船へ改造中の「魁(さきがけ)」で使用していた発電機関を転用します。グループ会社のボルテックがエンジン運用、日本油化工業が燃料油分析の知見を提供し、燃焼状態、出力、排ガス、燃料系統や機関部品への影響を調べます。既存機関を再利用することで、実船に近い条件を陸上で再現します。

約2年かかる評価期間の短縮へ

バイオ燃料は廃食油、植物油、穀物など原料と製法が多様で、粘度、酸化安定性、不純物などの性状も異なります。新燃料を船で継続使用するには、従来、社外設備での試験とトライアル航海を合わせて約2年を要していました。自社設備を持つことで、候補燃料を迅速に比較し、実船投入までの期間と外部試験費を抑える狙いです。海運の脱炭素化では、燃料を確保するだけでなく、エンジンとの適合性を継続評価できる試験基盤が商用化の速度を左右します。

出典:日本郵船発表

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