NTTファシリティーズは、2023年12月4日、ICT装置用床置型空調機の第6世代モデル「FMACS-Ⅵ(M)」を2024年1月から提供すると発表しました。ダイキン工業と共同開発し、従来機「FMACS-Ⅴ」に比べて年間消費電力量を約20%削減します。
FMACSは1980年に電話交換機向けとして開発され、通信機械室やデータセンターなどで約10万台の導入実績があります。新型機は、マイクロチャネル熱交換器、高効率モーター、高効率ファンを搭載し、シミュレーション技術によって空調機内部の空気抵抗も抑えました。一般電算機用空調機と比べた消費電力量は約50%少ないとしています。
低温暖化冷媒R32をICT装置用で初採用
冷媒には、従来のR410Aより地球温暖化係数を約3分の1に抑えられるR32を採用しました。ICT装置用パッケージ空調機へのR32採用は国内初と同社は説明しています。微燃性を持つ冷媒の安全な利用に向け、空調機の構成や設置条件も見直しました。
耐震試験設備「DUAL FORCE」では、建物の設置階を想定した震度6強クラスの揺れでも運転を継続できることを確認しました。電磁ノイズについてもVCCIクラスA機器、CISPR 35に準拠。室内機に圧縮機を搭載し、長い冷媒配管による能力低下を抑えるなど、通信設備の安定稼働と設置自由度の両立を図っています。
出典:発表