NTTアノードエナジーを投資視点で見る 再エネ・蓄電池とNTT基盤の相乗効果

NTTアノードエナジーはNTTが100%保有する非上場会社で、発電、電力小売、アグリゲーション、エンジニアリングを一体運営しています。再エネ電源だけを保有する事業者ではなく、通信ビル・データセンターの電源設計、保守、遠隔監視まで収益化できることが業態上の違いです。

成長領域は、データセンター向け電力・設備、企業向けPPA、系統用蓄電池、分散型エネルギー制御です。同社は2028年度までに23システムの蓄電所運用開始を計画し、Eku Energy向けの2MW・8MWh蓄電所では開発・建設に加えて保守・監視も担っています。開発利益、設備工事、運用保守、小売・市場取引を重ねられれば、単発建設に偏らない収益構造が期待できます。

投資判断では、再エネ・蓄電池の開発費、系統接続、卸電力・調整力価格、金利、工事安全、設備稼働率がリスクです。一方、NTTの信用力、全国設備、通信・データセンター需要は競争基盤になります。親会社NTTの企業価値に対して、GX事業が資本コストを上回る利益へ育つかが焦点です。

出典 NTTアノードエナジー「企業情報」上頓野蓄電所の完成

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