Microsoftを投資目線で読む――Azure43%成長と410億ドル設備投資

Microsoft(NASDAQ・MSFT)の2026年4~6月期は売上高900億ドル、営業利益406億ドルで、ともに前年同期比18%増だった。Microsoft Cloudは593億ドル、Azure等は43%増。通期Azure売上高は初めて1,000億ドルを超えた。一方、四半期設備投資は410億ドルで、約3分の2がCPU・GPUなど短寿命資産、残りがデータセンター等の長寿命資産だった。AI需要の強さと資本集約化を同時に見る必要がある。

Azureの供給増が受注を収益へ変える

同四半期に31データセンター、約1GWを追加し、全体容量を2年でおよそ倍増する計画だ。Microsoft Cloud売上の27%成長と商用残存履行義務6780億ドルは需要の厚さを示す。FY25には年間電力消費量を100%再エネでマッチングし、UPS蓄電池の系統活用も試す。計算資源、電力、ソフトウェア販売を一体運用し、Microsoft 365 CopilotやAzureへクロスセルできる点が強みである。

粗利低下と投資集中を監視する

AIインフラ投資とAzure比率上昇で全社粗利益率は67%へ低下した。GPU陳腐化、電力・冷却制約、減価償却の増加は投資回収を遅らせる。OpenAIなど特定顧客・投資先との関係や、四半期利益に含まれる投資評価益にも注意が要る。Azure成長率、Cloud粗利率、設備投資とフリーキャッシュフロー、稼働容量、Copilot有料席数を追い、売上成長が資本コストを上回るかを評価したい。

※本稿は公開情報に基づく企業分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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