豪州 Origin Energyは、Eraring発電所敷地内で建設を進めてきた大規模蓄電池「Eraring BESS」の第1段階(46万kW/177万kWh)が2026年1月に商用運転を開始したことを公表しました。同社によると、この規模は南半球最大級の蓄電池事業になるとしています。
Eraring BESSは、太陽光など再生可能エネルギーが豊富な日中に充電し、需要が高まる時間帯に放電することで、系統の安定化を支える役割を担います。大規模電源の退役が進むなかで系統を安定させる追加的なサービスも提供可能だとしており、既存の送電インフラに近接する立地を生かすことで、長距離送電線の新設を抑えたコスト効率の高い事業となっています。
約4時間の連続放電が可能
第1段階(Battery 1)は、フル出力で約4時間の連続放電が可能な容量を備え、太陽光発電など変動性再生可能エネルギーの導入拡大を支える調整力として機能します。同事業は、2027年の稼働終了が見込まれるEraring石炭火力発電所と同じ敷地に立地しており、既存の変電・送電設備を活用することでコストを抑えています。建設期間中は最大125人の直接雇用を創出したとしています。
第2段階を経て700MW/3,160MWhへ
現在建設が進む第2段階(Battery 2、出力24万kW)は2027年第1四半期の稼働開始を予定しており、完成時には両段階合わせて出力70万kW、貯蔵容量316万kWhの規模となる見通しです。両段階を合わせた総投資額は10億豪ドルを超えるとしており、完成後は最大70万kWの化石燃料発電を代替する能力を持つとしています。
出典:https://www.originenergy.com.au/about/who-we-are/what-we-do/generation/eraring-projects/battery/