西部ガスを投資視点で見る LNG需要と事業多角化が収益成長の焦点

西部ガスは非上場の事業会社ですが、上場する西部ガスホールディングスの中核として、都市ガス・LPG、電力、不動産、食関連などの収益基盤を支えています。九州北部の地域需要に根差すガス事業と、ひびきLNG基地などの供給インフラを持つことが業態上の強みです。

グループ中期経営計画「ACT2027」は、国内外の天然ガス需要をトランジション期の成長機会と捉え、産業用燃料転換、LNG基地能力の増強、電力事業の改善、不動産収益の安定化を進める方針です。2025年度計画では売上高2,560億円、経常利益110億円、純利益70億円を見込み、ガス・LPGの営業利益74億円が収益の中心です。ガス以外の利益をどこまで積み上げられるかが評価点になります。

投資上の注目点は、LNG調達価格と為替、気温による需要変動、人口減少、電力小売の調達コスト、基地増強に伴う資本負担です。一方、石油・石炭からLNGへの転換需要、地域顧客基盤、不動産の安定収益は下支え要因です。安定供給投資を続けながら資本効率を高められるかが焦点となります。

出典 西部ガスグループ中期経営計画「ACT2027」2025年度グループ経営計画

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