【蓄電池】豪Origin Energy、エラリング蓄電池(460MW/1,770MWh)が商用運転を開始

オーストラリアのOrigin Energy Limited(Origin)は、ニューサウスウェールズ(NSW)州のエラリング発電所敷地で進めている大規模蓄電池の第1・第3段階(出力460MW、蓄量1,770MWh)が2026年1月初旬に商用運転を開始したと、Originのエネルギー供給・オペレーション担当ヘッドであるグレッグ・ジャービス氏が明らかにしました。同段階の仕様はOriginが2025年12月11日付で発表した公式資料でも確認されており、商用運転開始時期は「2025年末」とされていました。

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エラリング蓄電池は2023年4月発表の第1段階(460MW・約2時間分・1,070MWh)に、2024年11月発表の第3段階(700MWh追加)を加えたもので、ディスパッチ時間は約2時間から4時間に延びました。

全四段階完成後は700MW・3,160MWhに

Originはエラリング敷地で合計四つの蓄電池段階を順次整備しており、第2段階(240MWのグリッドフォーミング型)は2027年1〜3月の商用運転を目指しています。さらに2025年12月11日には、第2段階のディスパッチ時間を約4.3時間から5.8時間に延ばす第4段階(360MWh追加、投資額8,000万豪ドル)の承認も発表されました。全四段階が完成すると、エラリング蓄電池の合計規模は700MW・3,160MWh(平均4.5時間分の蓄電容量)となり、南半球で最大の承認済み蓄電システムとなる見込みです。

エネルギー転換を支える大規模蓄電池の役割

ジャービス氏は公式資料で、「オーストラリアのエネルギー転換において、大規模蓄電池は安定供給に不可欠であり、より多くの再エネ導入を支え、卸売価格への圧力を緩和する上で重要な役割を果たす」と述べています。蓄電池は需給変化に即座に対応できるため、太陽光や風力など日中に発電された電力を蓄え、電力需要のピーク時間帯に放出する役割を担います。バッテリー設備はフィンランドのWärtsiläが供給し、設計・施工はEnervenが担当しています。Originはエラリングのほか、ヴィクトリア州のMortlake発電所や南オーストラリア州のSummerfield蓄電池、クイーンズランド州のSupernode蓄電池など、合計1.7GWの大規模蓄電池事業を自社保有またはトーリング契約で開発・契約する方針です。

出典:https://www.originenergy.com.au/about/investors-media/largest-battery-in-southern-hemisphere-to-get-even-bigger/

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