オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント(OREM)は、2024年2月26日、蓄電所の運営・維持管理業務を受託するO&Mサービスを開始すると発表しました。初号案件として、関西電力とオリックスが共同開発する紀の川蓄電所で、建設中の保安監督と商業運転開始後のO&Mを担います。
OREMは2024年2月時点で、全国186カ所、合計約700MWの太陽光発電所O&Mを受託し、電気主任技術者75人を擁しています。太陽光ではAIを活用した予防保全により、オリックスグループから受託する約400MWについて、開始後1年でPR値を4%以上改善した実績を持ちます。
蓄電所向けには、電気設備点検、修理、遠隔監視、除草、場内管理、予備品・部品在庫管理などを提供します。系統用蓄電池は充放電回数が多く、PCS、変圧器、空調、消防設備、BMSの状態が収益と安全性に直結します。発火・絶縁異常、セル温度差、通信障害を早期検知し、停止時間を短縮する運用体制が重要です。
紀の川蓄電所はその後、定格出力48MW、定格容量113MWhで2024年12月に運転を開始しました。蓄電所事業では卸市場、需給調整市場、容量市場など複数市場の収益を組み合わせるため、設備可用率の低下は機会損失やペナルティーに直結します。O&M契約では、故障時の駆け付け時間、メーカー保証との役割分担、予備品保有、性能保証、保険請求支援を明確化する必要があります。
出典:オリックス発表