英国政府(エネルギー安全保障・ネットゼロ省)は2026年1月20日、住宅のエネルギー効率向上に向けた政策パッケージ「Warm Homes Plan」を開始したと発表しました。総額150億ポンドの公共投資により最大500万戸の住宅改修を進め、光熱費の削減と2030年までに最大100万世帯の燃料貧困脱却を目指すとしています。

同計画は、(1)低所得世帯向けに太陽光パネルやヒートポンプ等の改修費用を全額補助する直接支援、(2)全世帯を対象に太陽光・蓄電池・ヒートポンプ導入向けの政府保証付き低・無利子融資などを提供する普遍的支援、(3)賃貸住宅の省エネ基準見直しと大家への改修責任の明確化による賃借人保護、の3本柱で構成されます。
低所得世帯には約50億ポンドを投入
低所得世帯向けには約50億ポンドの公共投資が充てられ、太陽光パネルと蓄電池を合わせて平均9,000~1万2,000ポンド相当の設備を無償で導入できるとしています。社会住宅では街区単位での一括改修も想定されています。全世帯向けには、ヒートポンプ導入に7,500ポンドの補助を用意するほか、2026年初頭に施行予定の新建築基準「Future Homes Standard」により新築住宅への太陽光標準搭載を進め、2030年までに太陽光設置戸数を3倍にするとしています。
支援を一元化する新機関を設立
改修支援を一元化する新機関「Warm Homes Agency」を設立し、既存の複雑な申請体制を統合するとしています。同計画により2030年までにエネルギー効率・クリーン暖房分野で18万人分の雇用創出も見込むとしています。
出典:https://www.gov.uk/government/news/families-to-save-in-biggest-home-upgrade-plan-in-british-history