経済産業省と国土交通省、インフラ課題解決へ向けた「現場ファースト運動」を開始

経済産業省および国土交通省は、2026年7月15日、社会インフラの安全性確保と持続可能性に向けた「現場ファースト運動(Frontline First Initiative)」の開始を発表しました。

我が国の基盤となる電力などの社会インフラ分野において、AIやロボットの導入による自動化(AX)や、現場で働く人材の確保・育成といった課題解決を目指す取り組みです。発注者から元請、協力会社に至るサプライチェーン全体が連携し、人材投資や生産性向上を促す枠組みの構築を推進していきます。

テーマ別検討会による人材育成と省力化の推進

キックオフとして前日の7月14日に開かれた第1回フォーラムに続き、今後は具体的な課題整理や優先順位付けを行う「テーマ別検討会」が設置される予定です。人材確保の側面では、建設業での評価制度を念頭に置いた職種や技能レベルの設定、それに見合う報酬体系の整備が議論の俎上に載せられます。

さらに、ベテラン層からの技能承継に加え、省力化技術や労働環境改善に向けた支援策も主要なアジェンダとなります。中小企業に対する技術導入支援の拡充や、技術の成熟度を踏まえた保安関連制度の見直しを図ることで、効率的な業務プロセスの確立を後押ししていくとしています。

ポータルサイトを通じた好事例の横展開

官民の連携をより強固なものにするため、情報共有と発信を担う専用のポータルサイトが開設されます。同サイトでは、フォーラムの実施状況をはじめ、技術導入や人材育成に関する先進的な好事例、各種支援制度の案内が広く周知される見通しです。

両省は本運動を通じて、業種横断的なノウハウの共有や積極的な広報活動を展開し、インフラを支える現場の処遇改善やリスキリングの促進など、持続可能な産業基盤の強化を加速させる構えです。

出典:経済産業省

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