エー・ディー・ワークスは、2026年6月22日、佐賀県伊万里市と栃木県日光市で系統用蓄電所の開発用地を取得する契約を締結したと発表しました。今回の2案件は同社にとって第7号、第8号に当たり、2026年中に累計10カ所を確保する目標に対して8カ所まで進みました。
収益不動産の取得力を蓄電所開発へ転用
同社はADワークスグループの子会社で、収益不動産事業で培った案件探索、用地評価、契約実務の知見を系統用蓄電所の開発へ応用しています。蓄電所事業では、系統接続の可能性、周辺環境、土地利用規制、工事条件などを早期に見極める必要があり、不動産取得力が案件形成の速度を左右します。
今回の契約により、九州エリアの佐賀県と東京電力エリアの栃木県に開発候補を追加しました。地域を分散することで、系統条件や市場価格、出力制御などに伴う事業リスクを分散する狙いもあります。
年内10カ所の確保へ残り2案件
系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの余剰電力を充電し、需要が高まる時間帯に放電するほか、需給調整市場で調整力を提供する設備です。事業化には用地確保後も系統連系、設備調達、EPC、アグリゲーター選定など複数の工程が必要になります。
同社は市場形成の初期段階から参入し、案件取得と開発の実績を積み上げてきました。今回の第7号・第8号取得で年間目標の8割に到達しており、今後は残る2案件の確保に加え、各用地を実際の蓄電所運転へつなげられるかが焦点となります。
出典:ADワークスグループ発表