【米国】ERCOT、大規模負荷の系統接続審査中案件が約226GWに増加

テキサス電力信頼度協議会(ERCOT)は2025年12月8~9日開催の理事会において、系統接続を審査中の大規模負荷(Large Load)案件が2025年11月18日時点で約226GWに達したと発表しました。2024年12月時点の63GWから大幅に増加しており、このうち約73%がデータセンター関連の案件です。

2025年に入ってからの大規模負荷の系統接続申請量は、2030年までの接続を見込む分だけで142GW(270%)増加しました。ERCOTは2025年11月中旬までに225件の大規模負荷案件を新たに受け付けており、これは2022年から2024年の3年間で受け付けた152件を上回るペースです。案件の多くは1件あたり1GWを超える規模となっており、テキサス州公益事業委員会(PUCT)による需要予測ルールの整備が、計画すべき信頼性の高い需要を見極める上で重要になるとしています。

供給側の接続申請も急増

供給側では、2025年10月31日時点で1,999件・合計432GWの発電設備の系統接続申請が審査中です。内訳は蓄電池176GW、太陽光158GW、ガス48GW、風力46GW、その他4GWで、太陽光と蓄電池を合わせると全体の77%を占めています。

審査プロセスの見直しへ

ERCOTは同年12月23日付の市場向け通知で、大規模負荷の接続審査件数がこれまでの想定を大きく上回っており、既存の審査プロセスではもはや対応が困難になっていると説明しました。今後はマッキンゼー・アンド・カンパニーの支援を受けつつ、複数の大規模負荷案件をまとめて審査する「バッチスタディ」方式の新たな枠組みを検討し、2026年2月20日開催のテキサス州公益事業委員会公開会合での提案を目指すとしています。

出典:https://www.ercot.com/files/docs/2025/12/02/16.2-System-Planning-and-Weatherization-Update_Revised.pdf

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