【産業電化】MDI・九州電力、産業向け小型水熱源ヒートポンプ「BBⅢi」を共同開発し販売開始

MDI株式会社と九州電力株式会社は2026年6月1日、工場など産業分野の熱利用の電化を目的として、小型水熱源ヒートポンプ「BBⅢi」を共同開発したと発表しました。両社は2024年から共同研究開発を開始し、2025年度にフィールド試験を実施した結果、安定した運転性能と高い効率性・安全性を確認したことから、同日販売を開始しました。本製品はMDI株式会社が受注・生産します。

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本製品は、冷却水や温排水、地下水など、水が持つ熱エネルギーを熱源として活用可能な熱交換器群と組み合わせることで、主に60度〜65度(最夣70度)程度の温水を供給するヒートポンプです。従来の蒸気や化石燃料に代わり、燃料使用量の削減および省エネルギー化を実現します。さらには、空気熱源に対応した高効率熱交換器(オプション)と組み合わせることで、季節や運用条件に応じた柔軟な運転を可能とし、冷房と温水製造の両立が可能です。

「産業現場に導入しやすいヒートポンプ」をコンセプトに設計

本製品は「産業現場に導入しやすいヒートポンプ」をコンセプトに設計されており、運搬、現場移動、設置工事など導入時の各費用の削減に加え、設置制約の厳しい既存工場にも導入しやすい仕様となっています。主な特長は「小型・省スペース設計による高い設置自由度」「未利用熱(水熱源)の活用による高効率な熱供給」「実環境で検証された安定した運転性能」の3点です。

対応温水温度帯の高さは、多くの産業用途で実際に使用されるプロセス温度帯と重なり、化石燃料ボイラーの代替先として想定されやすい領域です。

陸上・地下の未利用熱を産業熱供給へ転換

両社は2024年から共同研究開発を進め、2025年度のフィールド試験で実現場での運用データを検証しました。今後は本製品の普及を通じて産業分野の電化を推進し、低・脱炭素社会の実現に貢献する方針です。従来未利用のであった水熱源を回収して熱供給に充てることで、産業現場のエネルギー利用効率を高める取組みです。

出典:https://www.kyuden.co.jp/press/2026/h260601c-1.html

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