【浮体式風力】五洋建設、浮体式洋上風力発電の海上施工技術開発で国交省の2事業に採択 新アンカーや作業基地の施工法検証へ

五洋建設株式会社は、2026年7月27日、国土交通省港湾局による「令和8年度 浮体式洋上風力発電の最適な海上施工方法の確立に向けた技術開発制度」において、同社が関与する研究開発案件2件が採択されたと発表しました。浮体式洋上風力の大量導入に向け、施工の効率化や経済性の向上を目指す技術検証が行われます。

採択された1件目の「洋上施工を革新する経済的・高性能アンカリング技術の開発」では、同社が研究代表を務めます。国立大学法人東京海洋大学および国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所と共同で開発を進めます。研究期間は令和8年度から令和10年度までの3年間で、高い把駐性と耐震性を兼ね備えた新アンカーの設計および施工手法を確立する計画です。

海上作業基地と高度な施工判断システムの技術開発

2件目の「海上作業基地を活用した施工方法に関する技術開発」は、浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)が研究代表を担当します。期間は同じく令和8年度から令和10年度までの3年間で、動揺解析や水理模型実験を通じて海上作業基地の施工法を検証するほか、安全な作業環境を支える施工判断システムの開発を進めます。

研究代表を担うFLOWCONは、合理的な建設システムの確立を目的に国土交通大臣の認可を受け、2025年1月に設立されました。海洋工事、鉄鋼、造船、揚重機などの関連企業18社が参画しており、五洋建設も組合員として技術開発に取り組んでいます。同社はこれらの国交省採択事業を通じて現場の技術的課題を克服し、洋上風力発電の普及拡大を支援していく方針としています。

出典

浮体式洋上風力発電の海上施工方法の確立に向けた技術開発に参画

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