【浮体式ペロブスカイト】積水化学など、東京都北区の学校プールで国内初実証

積水化学工業、エム・エム ブリッジ、恒栄電設は2024年4月5日、東京都北区の閉校した学校プールで、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を水面に浮かべる国内初の共同実証を開始しました。実証期間は同年4月3日から1年間を予定し、浮体構成、施工性、発電性能を検証します。

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ペロブスカイト太陽電池は、軽量で柔軟なフィルム形状にできるため、重量のあるシリコン系パネルと架台を載せにくい水面への適用が期待されます。エム・エム ブリッジは橋梁・浮体構造で培った設計や係留技術を提供し、恒栄電設は水上環境の温度、日射、発電量、浮体挙動などを計測する制御システムを担当します。

水上太陽光では、風荷重、波、降雨、湿度、紫外線、温度変化による材料劣化に加え、漏電防止、ケーブル敷設、係留設備の耐久性が重要です。ペロブスカイトは軽量化により浮体材料や施工負担を減らせる可能性がある一方、水分への耐久性や封止性能を長期データで確認する必要があります。

ため池、調整池、工業用水池、港湾などは土地利用競合を抑えて再エネを導入できる候補地です。実用化すれば、浮体メーカー、係留設備、電気工事、監視制御、保守事業者に新たな市場が広がります。ただし、発電効率だけでなく、設備寿命、交換方法、回収・リサイクルを含むライフサイクルコストが事業判断の焦点になります。

出典:積水化学工業

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