Eni Energy Netherlandsは、2026年7月24日、オランダ沖合13kmに位置するQ13a-Aプラットフォームにおいて、洋上風力発電を活用したグリーン水素の製造を開始したと発表しました。本事業は「PosHYdon」と呼ばれるパイロットプロジェクトであり、洋上風力発電、天然ガス生産、および洋上水素製造の3要素を組み合わせた世界初の取り組みとなります。
対象となるQ13a-Aは、北海のオランダ領域において初めて完全電化された生産プラットフォームです。このプラットフォーム上で海水を汲み上げて淡水化処理を行い、得られた脱塩水を原料に水電解装置を用いて水素を製造するシステムが構築されています。
洋上風力と水電解の統合による技術実証を推進
本プロジェクトには、DEME、EBN、Eneco、Emerson、Gasunie、Hatenboerwater、Investa Expertise Centrum、IV Offshore & Energy、Nel、Nexstep、NGT、Nogat、TAQA、TNOといった多数の企業や研究機関が参画しています。過酷な海洋環境下での運用データを収集し、将来的な大規模洋上水素製造の実現性に向けた検証を進める方針としています。
既存の石油・ガスインフラと再生可能エネルギー設備を効果的に組み合わせることで、海洋エネルギー転換の加速が期待されています。
出典:PosHYdon