東急パワーサプライ、13kWh蓄電池を都内戸建てへ無償貸与、家庭用DRを拡大

東急パワーサプライは、2026年7月16日、家庭用蓄電池を無償で設置・貸与する「てるまるでんちプロジェクト」の2026年度本申込受付開始を発表しました。対象は東京都内の離島を除く、太陽光発電を設置していない戸建住宅です。採用機器はオムロン製の13.0kWh蓄電池で、実効容量は11.6kWhとなります。

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同社は市場価格が低い時間帯に充電し、高い時間帯に放電する群制御を行います。2025年度に設置した332世帯の2026年4月実績では、電気代削減額が平均1,589円、最大3,294円、削減率は平均11.8%でした。蓄電池の購入負担なしで料金削減と停電対策を両立するモデルとしています。

無償貸与に求められる制御品質

経済産業省のDRready勉強会では、家庭内の蓄電池を事業者が遠隔制御する際の通信接続、外部指令、セキュリティ、機器本来用途の保護が検討されています。蓄電池の残量を市場取引だけに使い切らず、停電時の自立運転や利用者の生活を守る制御ルールが重要になります。

てるまるでんちは、卸市場価格に連動する「ライフフィットプラン」と蓄電池制御を組み合わせる点が特徴です。停電時には自動で自立運転へ切り替え、希望者は有償で200Vを含む全回路へ給電する全負荷型も選べます。無償貸与の代わりに、常時通信と遠隔制御への同意が参加条件です。

無償設置モデルの競争が加速

東電EPは既設機器も含む広い顧客基盤、東京ガスは2027年の容量市場参入、auエネルギー&ライフは月最大3,000円割引を前面に出します。東急は太陽光のない住宅へ13kWh級蓄電池を置くことで差別化しており、家庭の設置場所と顧客獲得を巡る競争が一段と激しくなります。

出典:東急パワーサプライの発表経済産業省「第8回DRready勉強会」

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