東北電力、2030年度までに戦略投資3000億円 女川・蓄電池・DCを成長軸に

東北電力は、2024~2030年度に累計3,000億円程度の戦略投資を実行する計画です。2025年度末までに約800億円を投じており、今後は東新潟火力発電所6号機のリプレース、水力・地熱・風力などの再生可能エネルギー、系統用蓄電池、DX・IT基盤へ資金を配分します。

2025年度は女川原子力発電所2号機の再稼働効果が寄与し、連結経常利益1,264億円、自己資本比率19.4%となりました。経営計画上の2026年度目標は経常利益1,900億円、自己資本比率20%程度、ROIC3.5%程度ですが、中東情勢と燃料価格の不透明さから、会社の2026年度業績予想は現時点で未定です。2030年度には経常利益2,000億円以上、自己資本比率25%以上を目指します。

成長領域では、再エネ発電量と需要を束ねるアグリゲーション、蓄電所の運用・取引受託、東北・新潟へのデータセンター誘致とコンテナ型DC事業を推進します。女川2号機の安定稼働、東通1号機・女川3号機の再稼働準備、電源・小売・市場取引を組み合わせた需給最適化も収益を左右します。投資判断では、原子力による燃料費低減と新規事業の成長余地が評価材料となる一方、小売競争、燃料・卸市場価格、金利上昇、建設費膨張、財務基盤の回復速度が主なリスクです。

出典 東北電力「2026年度東北電力グループ経営計画」東北電力「トップメッセージ」

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