旭化成、Gentari Hydrogen、日揮ホールディングスは、2023年11月15日、マレーシアで年間8,000トンのグリーン水素を製造する60MW級アルカリ水電解システムについて、フィージビリティースタディ(FS)を完了し、基本設計(FEED)へ移行する覚書を締結したと発表しました。
3社は2024年1月のFEED開始に向けて準備を進め、2027年の実証運転開始を目指します。事業はNEDOグリーンイノベーション基金の「大規模アルカリ水電解水素製造システムの開発およびグリーンケミカルプラントの実証」の一部です。
100MW級への拡張性を検証
設備には旭化成が開発する最大10MWの水電解モジュールを褑数組み合わせる方式を採用します。再生可能エネルギー由来の電力で水を電気分解し、製造した水素を化学プラントへ供給する計画で、変動する再エネ電力への追従性や複数モジュールの統合制御を検証します。
旭化成は福島県浪江町の福島水素エネルギー研究フィールドで10MW級装置を運転してきました。マレーシアでの実証は、装置単体から数十MW規模の商用システムへ拡張する段階となります。3社は、再エネ資源と化学産業が集積する地域で水素製造と需要を接続し、事業化につなげる考えとしています。