【政策規制】希ミツォタキス首相、SMR導入の可否を検討する政府委員会の設置を表明

ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は2026年3月10日、パリで開催された「第2回原子力エネルギーサミット」(41カ国・国際機関が参加)での発言で、ギリシャの電力構成における原子力、特に小型モジュール炉(SMR)の役割を検討する政府委員会を設置すると表明しました。同首相は「ギリシャは新たなページをめくろうとしている。原子力、特に小型炉がギリシャの電力システムで役割を果たせるか検討する時が来た」と述べています。

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ミツォタキス首相は、ギリシャが原発建設を確約しているわけではないと強調しつつも、同国は「原子力の友」であり、その将来を巡る欧州の議論に参加したいとの考えを示しました。「ギリシャは原子力国家ではなく、歴史的に原子力に投資してこなかった」とも述べています。今回発表された政府委員会は、SMR技術がギリシャの電力システムに統合可能かどうかを検討するとしています。

海運分野での原子力活用にも言及

ミツォタキス首相は、二酸化炭素排出削減に向けた海運分野での原子力技術活用の可能性にも言及しました。世界有数の海運大国であるギリシャは、海運の脱炭素化を巡る議論において一定の役割を果たし得るとしています。

同首相は、ギリシャが当初は褐炭に依存し、その後再生可能エネルギー(RES)へ投資してきた経緯を紹介し、現在では電力生産の50%超を太陽光・風力が占め、同国は電力の純輸入国から純輸出国へ転換したと説明しています。

欧州全体への呼びかけ

ミツォタキス首相は、欧州が戦略的自律性・エネルギー安全保障・競争力という目標を、原子力エネルギーなしに達成するのは難しいと主張しました。一部の国々はすでに原子力の活用を再検討しており、近年の欧州の姿勢は「戦略的な誤り」だった可能性があると述べています。

サミットは、2023年のCOP28で掲げられた「2050年までに世界の原子力発電容量を3倍にする」との目標を継続する取り組みの一環として、フランス主催で開催されました。

出典:https://en.protothema.gr/2026/03/10/mitsotakis-speech-at-the-nuclear-energy-summit/

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