大阪ガスは2027年3月期の年間配当を1株130円とし、前期から10円増配する計画です。株主資本配当率(DOE)3.5%を基準とする累進配当を採用し、さらに取得上限800億円、期間約1年の自己株式取得を決定しました。利益変動が大きいエネルギー企業で、自己資本を基準に還元の安定性を高める設計です。
2024~2026年度の累計営業キャッシュフローは8,850億円を見込み、当初計画を650億円上回ります。成長投資6,610億円、品質向上投資2,410億円、株主還元2,400億円以上を配分する計画です。自己株買いは発行株式数を減らし、1株利益やROEの押し上げにもつながります。
投資家にとって注目点は、還元強化と大型投資を同時に維持できるキャッシュ創出力です。会社は最終年度のROIC5.0%、ROE8.0%を目標としていますが、原油・LNG価格、為替、海外事業の収益変動には注意が必要です。