【原子力】チェコČEZ、テメリン原発2基の80年運転に向けプロセス開始

チェコの電力会社ČEZは2026年7月14日、テメリン原子力発電攙1、2号機について、運転期間を最长80年まで延長するためのプロセスを開始したと発表しました。両基は2000年と2002年に運転を開始しており、実現すればそれぞれ2080年、2082年まで運転できることになり、従来想定より20年長くなります。姉妹発電所であるドコバニ原子力発電所についても、既に同様の評価を終えています。

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ČEZのダニエル・ベネシュ社長兵CEOは、「ドコバニとテメリンを80年運転する計画は、数年かけて取り組んできた綻密な経済・技術分析に基づくもの」とし、大規模な投資と近代化計画を伴うと述べています。ČEZは主要機器の技術状態や電力価格の見通しなどを評価する技術経済モデルを用いて、将来の原子力発電所の運転を定期的に検証しています。

タービン発電機交換など大規模改修を計画

テメリンでは、タービン発電機の交換、制御・管理システムの近代化、大型設備保守用新棟の建設、冷却水配管の更新などが計画されています。両基の出力は、これまでの大規模な近代化により合計1,962MWから2,172MWまで引き上げられており、姉妹機のドコバニも1,760MWから2,048MWに拡大しています。

長期運転の前提となるのは、原子炉圧力容器や主要建屋構造など、交換が技術的に極めて困難な主要機器の技術状態に関する詳細かつ長期的な把握です。ČEZはこれらについて、非破壊検査や長期トレンド分析、国際的に確立された材料劣化評価手法に基づき、継続的に詳細な監視を行っています。

安全性を最優先、発10年ごとの定期評価も実施

原子力発電部門を統括するボフダン・ズロネク取締役は、「安全性は常に最優先事項であり、長期運転の鍵となる条件」とした上で、10年ごとに実施する定期安全評価を通じて、技術状態や近代化の状況、国際基準・法令との整合性を包括的に検証していると説明しています。

チェコの原子力発電所は毎年、近代化と安全性強化に数十億コルナ規模の投資を行っており、これらのプロジェクトは機械工学から高度に専門化された原子力工学まで、チェコ企業に長期的な受注と輸出機会をもたらしています。

出典:https://www.cez.cz/cs/pro-media/tiskove-zpravy/po-dukovanech-smeruje-k-osmdesatiletemu-provozu-i-jaderna-elektrarna-temelin-236181

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