【世界】ADBとIAEA、アジア太平洋の原子力導入支援でMOUに署名

アジア開発銀行(ADB)の神田総裁と国際原子力機関(IAEA)のラファエル・マリアーノ・グロッシ事務局長は2025年11月25日、フィリピン・マニラで、アジア・太平洋地域における原子力の平和的・安全かつ持続可能な利用に関する協力を深める覚書(MOU)に署名しました。締結式は「NUTEC Plastics」国際ハイレベルフォーラムに合わせて行われました。

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本協定は、エネルギーアクセスの拡大とエネルギー安全保障の強化に取り組む国々を対象に、小型モジュール炉(SMR)の可能性も含めた原子力発電の導入検討を両機関が支援するための枠組みを定めるものです。1966年設立で69の国・地域が加盟するADBは、IAEAとこうしたパートナーシップ協定を締結した初の地域開発金融機関となりました。

両トップのコメント

神田総裁は、「ADBが改定したエネルギー政策では、原子力発電をベースロード電源として化石燃料に代わる選択肢と位置付けている。本協定により、この道を選ぶ開発途上加盟国が、強固なセーフガードとガバナンス、持続可能性への明確なコミットメントの下でそれを実現できるようにする」と述べました。グロッシ事務局長は、「ADBが原子力融資への扉を開くにあたり、両機関のチームは信頼性が高く低炭素なエネルギーを提供し、数百万人のレジリエンスを強化する具体的な取り組みの構築に着手する」と述べました。

協力の内容

本覚書の下、両機関は原子力のライフサイクル全般にわたる知識と技術的能力の構築に協力します。主な協力分野には、エネルギー計画、原子燃料サイクルと放射性廃棄物の管理、原子力施設のライフサイクル管理が含まれます。IAEAは、安全性、セキュリティ、保障措置、ステークホルダーとの関与に関する助言を通じて、意思決定の支援も行うとしています。

出典:https://www.adb.org/news/adb-iaea-partner-support-safe-nuclear-energy-use-asia-and-pacific

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