【プラグインソーラー】 東京都、プラグインソーラーの導入条件を整理 ベランダ設置を実機で検証

【プラグインソーラー】 東京都、プラグインソーラーの導入条件を整理 ベランダ設置を実機で検証

東京都は、2026年6月25日、「プラグインソーラーの実装に向けた基礎調査業務報告書」を発表しました。プラグインソーラーは、ベランダなどに小型太陽光パネルとマイクロインバーターを設置し、住宅の配線へ電力を供給する設備です。屋根を利用できない集合住宅や賃貸住宅でも、住民自身が再エネを導入できる手段として調査されました。 (東京都環境局)

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報告書は海外製品の価格を、ドイツで約4万8,000~6万9,000円、英国・米国で約9万5,000~17万5,000円と整理しました。ドイツでは「ソーラーパッケージI」により登録手続きが簡素化され、800VA級の設備が普及しています。米国でもユタ州に続き、メーン州、コロラド州などが小型設備の接続手続きを簡略化する法律を成立させました。(連邦経済省)

専用配線や安全装置で導入への道筋

日本では現状、一般のコンセントへ直接接続する方式やDIY施工には、電気事業法、電気設備技術基準、内線規程上の課題があります。一方、分電盤へのPV専用線接続、単独運転防止・過電流保護機能、電力会社との接続協議、逆潮流を抑える小出力設計などを採用すれば、現行制度でも導入を検討できる余地があるとしています。(東京都環境局)

建物面では、管理規約や賃貸借契約による許可、避難経路の確保、防火性能、落下を防ぐ固定強度が条件になります。都はベランダ用架台と手すりへの引掛け型スタンドの2方式で実機設置を検証しました。230Wパネルの試算では年間発電量333kWh、自家消費率75%となり、費用低減は課題として残るものの、安全基準、認証、簡易な接続手続きを整備すれば、都市型の分散型太陽光として普及する可能性が示されました。(東京都環境局)

出典

東京都環境局「プラグインソーラーの実装に向けた基礎調査業務報告書」

ドイツ連邦経済・気候保護省「Solar Package I」

米国ユタ州法・Portable solar generation device

米国メーン州法・Plug-in photovoltaic and battery systems

米国コロラド州法・HB26-1007

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