【フランス】ASNR、高・中レベル放射性廃棄物地層処分施設「Cigéo」設置許可申請に対する意見を公表

フランスの原子力安全・放射線防護機関(ASNR)は2025年12月4日、放射性廃棄物管理機関(Andra)による高レベル・長寿命中レベル放射性廃棄物(HA-MAVL)の地層処分施設「Cigéo」の設置許可申請について、技術審査の結果をまとめた意見書(2025-AV-016号、11月25日付)を公表しました。Andraは2023年1月にエネルギー移行省へ設置許可申請書を提出し、同年3月の付託を受けてASNRが技術審査を進めていました。

ASNRは、稼働時および閉鎖後の両段階における安全性の実証について、設置許可申請段階として求められる水準に適合していると評価しました。一方で、高レベル廃棄物用ピット内の金属材料の腐食、シーリング構造物の詳細設計・数量・配置、閉鎖作業中および閉鎖後の爆発リスク、ビチューメン固化廃棄物の貯蔵状態など、稼働許可申請までにさらなる補完が必要な項目も示しています。意見書案は2025年10月3日から11月6日にかけて関係者向けの公開協議に付されました。

2028年着工、稼働開始(試験段階)は2050年目標

ASNRは意見書の中で、Cigéoの開発スケジュールを現実的と評価し、2028年の造成工事着手、2035年頃のアクセス坑道掘削開始、2040年頃の地上・地下施設建設および中レベル長寿命廃棄物ピット掘削開始、2045年頃の高レベル廃棄物ピット掘削開始を経て、試験段階(フェーズ・インダストリエル・ピロット)に限定した稼働開始を2050年頃に見込むとの主要マイルストーンを示しました。稼働許可申請に先立ち、設置許可政令の公布から10年以内にAndraが安全報告書の更新版を提出することも求めています。

出典:https://www.asnr.fr/actualites/lasnr-publie-son-avis-sur-la-demande-dautorisation-de-creation-de-cigeo

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