ビオストックは、2024年4月1日、バイオガスプラント遠隔監視サービス「おまかせバイオガスプラント」に5つの新機能を追加したと発表しました。既存ユーザーは利用料金を変更せず同日から新機能を使えます。同社の超小型バイオガスプラントには標準搭載し、PLCなどで制御される既設プラントへの後付けにも対応します。
発酵状態を5段階で評価
第一の機能は、各機器から取得するセンシングデータを基に、運転状態を5段階でスコアリングするものです。専門知識を持たない担当者でも発酵槽の状態を把握しやすくし、不調が深刻化する前の対応につなげます。
第二はアラート時の初期対応レコメンドです。従来のメール・SMS通知に加え、安全への影響度、想定原因、必要な一次対応を画面上に表示します。第三は任意期間のデータ推移をグラフで一覧化するサマリ機能、第四は1時間単位に加えて1日単位の積算値表示、第五は通信異常を検知してメール・SMSで通知する機能です。
既設設備にも後付け可能
サービスはPC、タブレット、スマートフォンから利用でき、専用モニタリング端末は不要です。現地には通信ゲートウェイを設置し、メーカーを問わず、必要なセンサーと制御機器を備える既設プラントにも導入できます。クラウド上のデータは国内で保管し、NTT東日本グループのセキュリティー基盤を利用します。
バイオガスプラントは原料性状、投入量、pH、温度、ガス発生量の変化が連鎖し、異常の発見が遅れると発電停止や機器故障につながります。今回の機能追加は、複数拠点を少人数で管理する事業者や、専門人材が限られる畜産・自治体案件で保守負担を下げる可能性があります。一方、実際の導入ではセンサー精度、通信障害時の運用、現地保守との役割分担を確認する必要があります。