【クレジット付燃料】シナネン、法人向け販売を開始 供給段階のScope3排出を実質ゼロ化

シナネンは2024年4月8日、法人向けにボランタリークレジットを付与した燃料の販売を開始しました。対象はガソリン、灯油、軽油、A重油などで、燃料の採掘、精製、輸送といった供給過程で発生する温室効果ガスをクレジットで相殺する仕組みです。

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需要家が燃料を自社設備や車両で燃焼した際の直接排出はScope1に該当しますが、燃料の上流工程に伴う排出は購入企業のScope3カテゴリー3「Scope1、2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動」に計上されます。今回の商品は、この上流排出を対象にクレジットを充当する点が特徴です。クレジットの発行主体、プロジェクト、数量、シリアル番号などを証書で確認できる設計とし、企業の排出量算定や開示に利用できるようにします。

一方、クレジット付き燃料は燃焼そのものを減らす施策ではありません。企業には、省エネ、電化、燃料転換を優先し、代替が難しい残余排出にクレジットを使う順序が求められます。また、利用するクレジットの追加性、永続性、二重計上防止、第三者認証の有無は、調達方針や監査対応に影響します。

物流、建設、製造、非常用発電など液体燃料を直ちにゼロ化しにくい事業者にとっては、移行期のScope3対策となります。燃料調達部門とサステナビリティ部門は、価格上乗せ、証書管理、算定境界を事前に整理する必要があります。

出典:シナネン

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