東京ガスは、2026年8月4日、神戸市の「令和8年度次世代型太陽電池導入実証事業」に選定され、カルコパイライト太陽電池の設置実証に関する委託契約を締結したと発表しました。
対象は神戸国際展示場と高速長田駅前駐輪場です。いずれも建築物の耐荷重上、従来型の太陽光パネルを設置しにくい施設で、PXP製の軽量なカルコパイライト太陽電池を導入します。
独自の接着工法で架台荷重を抑制
施工には、東京ガスが太陽光PPAサービス「ヒナタオソーラー」で培った接着工法を用います。一般的な架台や多数の固定金具を使わず、軽量パネルを建物表面へ取り付けることで、屋根や構造体への追加荷重を抑えます。
実証では施工性、耐久性、発電効率に関するデータを取得し、公共施設での長期利用に必要な条件を検証します。従来は耐荷重不足を理由に太陽光導入を断念していた既存建物を、新たな設置市場として開拓できるかが焦点です。
公共施設への横展開を視野
カルコパイライト太陽電池は薄型・軽量で、湿気や熱に対する耐久性が期待される次世代型太陽電池です。東京ガスは今回の実証結果を神戸市内の既存公共建築物への導入支援に活用し、同様の課題を抱える他地域への展開も目指します。
発電技術だけでなく、施工方法まで含めて標準化できるかが普及の鍵となります。
出典:東京ガス発表