デジタルグリッドは、2026年6月24日、コーポレートPPAのマッチングプラットフォーム「RE Bridge®」に、需要家が希望する再生可能エネルギーの条件を公開し、発電事業者から提案を受けられる新機能を追加したと発表しました。
従来のRE Bridgeは、発電事業者が登録した発電所情報を需要家が閲覧し、商談を申し込む方式が中心でした。新機能では、需要家側が希望する電源種、供給エリアなどの調達条件を掲載し、その条件を確認した発電事業者が商談を提案できます。
需要家起点の逆提案型へ
需要家は四半期ごとのマッチングイベントを待たず、必要な時期に調達希望を公開できます。複数の発電事業者へ個別に条件を説明する作業を減らし、希望に合う案件を横断的に集めやすくなる仕組みです。
RE Bridgeの需要家会員数は2026年4月に100社を超えました。調達企業の増加に伴い、太陽光や風力などの電源種、立地、契約期間、供給開始時期といった条件が多様化しており、発電所を起点とした募集だけでは案件形成に時間を要する場面がありました。
発電側も提案前に条件を確認
発電事業者は需要家の希望を事前に把握したうえで案件を提案できるため、初期商談での条件確認や調整負担を抑えられます。需要家が案件を探す従来方式に、発電側から提案する仕組みを加えることで、双方の探索コストを引き下げる狙いです。
コーポレートPPA市場では、価格だけでなく追加性、電源の所在地、発電開始時期、契約期間などが重要になっています。今回の機能追加は、需要家の調達方針を先に市場へ示すことで、個別性の高い再エネ案件の形成を促す取り組みとなります。