エネットは2026年6月25日、デマンドレスポンス(DR)サービス「EnneSmart」により、電力使用量を年間最大44.6GWh超削減した実績を公表しました。一般家庭約4,400世帯分の年間消費量に相当します。2026年4~6月には全国の企業・自治体7,548施設が参加し、3カ月で8.1GWhを削減しました。
既存設備の運用変更で需要を抑制
EnneSmartは、需給ひっ迫が見込まれる朝・昼・夕方などに、需要家が電力使用を抑制・シフトすると電気料金を割り引く仕組みです。需要データから負荷パターンを分析し、業務や快適性への影響を抑えながら設備運用を変えるため、大規模な新規投資を伴わずにピーク需要と費用を低減できます。
DRを日常運用へ
同社の導入施設数は2026年3月末時点で7,738施設です。2026年度第1四半期の削減量はすでに過去3年間の各年間実績を上回り、エネルギー価格の変動や夏季需給への警戒が企業・自治体の参加を押し上げました。DRが一時的な節電要請から、調整力を生み出す需要側の恒常的な運用手段へ移行していることを示します。