中国生態環境部(国家核安全局)は2026年1月7日、2025年の中国国内における原子力・放射線安全の監督管理実績を発表しました。国内で稼働・建設中の原子力発電ユニット99基(運転許可取得済み62基、建設許可取得済み37基)、民生用研究炉21基(稼働中17基、建設中2基、廃止措置中2基)、民生用核燃料サイクル施設21ヶ所(稼働中20ヶ所、建設中1ヶ所)は安全かつ安定的に運営され、国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)でレベル2以上の事象・事故は発生しなかったとしています。
原子力発電所の運転安全性能は各安全目標を満たしており、2025年中の計画外停止は4回でした。また、使用中の放射性線源は約17万8,000個、放射線装置は約35万5,000台に上りますが、全体として安全な管理下に置かれ、全国の放射線環境の質も良好な状態を維持しました。原子力発電所の取水安全対策も強化し、複数回発生した海洋生物の大量発生による影響を克服し、これに起因する計画外停止は発生していません。
許認可・人材育成の実績
同局は2025年、原子力発電ユニット4基分の運転許可証、12基分の建設許可証、4基分の立地選定審査意見書を発行したほか、環境影響評価文書10件を承認しました。民生用原子力安全設備許可証の新規取得・変更・更新申請116件を受理し、運転員資格証1,111件、非破壊検査員資格証3,810件、溶接資格証2,687件を発行しています。全国統一の登録原子力安全技術者試験には4,486名が参加し、690名が登録を完了しました。
国際原子力機関(IAEA)は同年、中国に対する新たな総合原子力・放射線安全規制評価(IRRS)を実施し、中国の規制実績を高く評価したとしています。
出典:https://nnsa.mee.gov.cn/tpxw/202601/t20260107_1140062.html