Tensor Energyは2026年6月29日、FIT太陽光発電所のFIP転換を全国で推進するため、地域の発電事業者と接点を持つEPC企業の募集を開始しました。候補案件についてFIP転単独と蓄電池併設の収益シミュレーションを無償で提供し、制度手続きから市場運用までを支援します。
2027年度の優先給電ルール変更に対応
2027年4月以降の優先給電ルール変更では、FIT電源がFIP電源より先に出力制御の対象となります。太陽光の導入量が多く出力抑制が頻発する九州を中心に、FITを維持する発電所の売電機会が一段と減る可能性があります。FIP転により市場価格と需給状況を踏まえて発電・売電を運用し、蓄電池を併設すれば発電した電力を高価格時間帯へ移す余地も生まれます。
EPCの顧客基盤と運用技術を組み合わせ
提携EPCは既存顧客にFIP転を提案し、Tensor EnergyがAIによる発電量予測、計画値作成、インバランス管理、電力市場取引などを担います。制度転換には認定変更、計量・通信対応、アグリゲーター選定などが必要です。地域EPCとデジタル運用事業者を組み合わせることで、小規模分散型発電所にもFIP運用を広げられるかが焦点となります。